お悩み解決!新しい靴にお手入れは必要なのか?
横浜店 2021年10月15日
こんにちは。横浜工房の眞山です。
気温がぐっと下がったせいか、秋物が欲しくなり、久しぶりにスニーカーを購入しました。私はもともとスニーカーが好きで、そこから革靴も好きになったクチです。
季節の変わり目なので革靴を新たに購入した方、もしくは購入を悩んでいる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
新しく靴を買ったお客様に「新品の靴ってお手入れは必要なの?」と聞かれることがあります。
【靴が作られてから手元に届くまで】
購入したばかりの靴はキズや汚れもなくピカピカで、早く履いて出掛けたくなりますよね。私は買ったらすぐに履きたくなってしまうタイプです。むしろ履き替えて帰りたいくらいです。
ちょっと待った!
靴が製造されてから皆さまの手元に渡るまでの間に、どのくらいの時間が経過しているのでしょうか?
基本的な流れはこんな感じだと思います。
「製造元の倉庫で保管→輸送→お店に到着→在庫→皆さまの手元に届く」とされています。
インポート製品は海外から日本にたどり着くまで、さらに時間が掛かっています。
こうなってくると、どれだけの時間が経っているのか把握することは難しいものです。
【新しい靴なのに、なぜメンテナンスが必要なの?】
上記でもお伝えしたように皆様の手元に届くまで時間が経っている可能性があります。時間が経つということはいうことは革が乾燥していたり、仕上げで使用したクリームやワックスが古くなっている場合もあります。
海外からの移送の場合、気温や気圧、湿度の違いで革に負担が掛かっている場合もあります。
【履き下ろし前のメンテナンスをしないと、どうなるか?】
革が乾燥している状態や、アッパー(表の革)に古いクリームやワックスが残っていると、革切れやひび割れの原因にも繋がります。また乾燥している靴と保革されている靴を比較すると、硬い履き心地に感じます。
【履き下ろし前のメンテナンス方法】
①シューズキーパーを入れる
新しい靴なので履きジワは入っておりませんが、シューズキーパーを入れることにより靴にハリが出るので作業が行いやすくなります。
Sarto Recamier(サルトレカミエ) SR100EX ¥9,900
②ホコリを落とす
試着時に付着した汚れや、ホコリを毛が柔らかい馬毛ブラシでブラッシングします。
SANOHATAブラシ 馬毛 ¥5,280
③栄養補給
保湿効果の高いリッチデリケートクリームで保湿し、豚毛ブラシでブラッシングします。
革が潤ったらアッパーに合った靴クリームを塗り、さらに豚毛ブラシでブラッシングをします。
M.MOWBRAYプレステージ リッチデリケートクリーム ¥1,650
M.MOWBRAYプレステージ クリームナチュラーレ ¥2,200
M.MOWBRAY ペネトレィトブラシ ¥440
SANOHATAブラシ 豚毛 ¥4,950
④仕上げ
グローブクロスを使い、余分なクリームを拭き取り、さらにツヤを出していきます。
M.MOWBRAY シルキーレザーグローブ ¥3,080
新しい靴を買ったら、すぐに履きたくなってしまう方もいると思います。
しかし、履きおろしのメンテナンスを怠ってしまうと後の靴の寿命が変わってくることもあります。
ぜひ履き下ろし前のシューケアをオススメします。
シューケア&リペア工房 横浜高島屋
横浜高島屋 6F 紳士靴売場
工房直通:045-620-9595
Instagram:@yokohama.shoecare
Twitter: @Yokohamacare
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