パサパサな靴底は擦り減りが早い!?耐久性を高めるお手入れとは。
日本橋店 2021年07月29日
皆さま、こんにちは。
日本橋工房の上家です。
皆さまは、ご自身が履いている革靴の裏面を見たことありますでしょうか。
ぜひ、一度見てみてください。
靴底の革が乾燥して、パサパサとしていませんか?
靴を履いていて、一番痛むのは靴底(革)です。
靴底は、摩擦を受けるので、擦り減っていきます。
また、雨などで革底が水分を含むと、革の油分が抜け乾燥したり、硬くなったりすることがあります。
このような状態にならないために、
そしてなってしまった際はどのようにすれば良いのか。
本日は、靴底のお手入れ方法をご紹介します。
靴底のお手入れで活躍してくれるアイテムはこちらです。
M.MOWBRAY ソールモイスチャライザー 税込¥1,650
ソールモイスチャライザーは革底のお手入れに特化したクリームです。
【ソールモイスチャライザーが持つ、5つの特長】
① 乾燥し、摩耗しやすくなった革底に潤いを与える。
② 柔軟性を高めて、靴底の「かえり」を良くする。
「かえり」とは、歩くときの靴の曲がり具合(屈曲性)のことを言います。
③ 革底の擦り減りを抑え、耐久性を向上させる。
④ オイル成分が残らず、革の通気性を損なわない。
⑤ サラッと仕上がり、滑りにくい。
【5つの工程で綺麗に仕上がる】
①靴底の汚れをブラシで除去。
靴底は小石なども食い込んで取りにくいことが多いので、少し硬さのあるブラシを使って汚れを落とします。
今回使用したのは、M.MOWBRAY SPORTS クイックブラシです。
②靴底の汚れをクリーナーで落とす。
ここで使うのは、M.MOWBRAYステインリムーバーです。
液体汚れ落としのステインリムーバーは、革靴本体だけでなく、靴底にも活躍してくれます。
ステインリムーバーを布に取り、靴底全体を拭き上げていきましょう。
③M.MOWBRAY ソールモイスチャライザーを塗り込む。
塗り込む際におすすめなのは、ペネトレィトブラシです。
乾燥している革底はクリームの吸い込みが良く、クリームをたくさん消費しがちです。
クリームを塗り広げるのに特化しているペネトレィトブラシを使い、全体に満遍なく塗り込みましょう。
手を汚さずに塗ることもできます。
お持ちで無い方は、布で塗っても大丈夫です。
ペネトレィトブラシに、コーヒー豆一粒よりも少し大きいくらいの量を取りました。
④革の繊維を引き締める。
ここで登場するのが、アビィレザースティックです。
レザースティックで力を加えながら靴底を擦ることで、
革の毛羽立ちを解消するとともに、革の繊維を引き締めて密度を高めます。
塗り込んで終わりではなく、このひと手間を加えることで革の繊維が締まって強度が増します。
同時に靴底が光沢を帯びて美しく仕上がります。
⑤ブラシまたは柔らかい布地で乾拭きをして、乾燥。
日々、歩いている中で靴底は擦り減っていきます。
靴底にも栄養を与え、長く履けるよう手入れをしていきましょう。
ついつい忘れてしまいがちな靴底のお手入れ。
ぜひこのブログを見ながらお試しください。