レザーソール(革底)のケア、してますか?
こんにちは。銀座工房のナガオです。
化粧をしないのにクレンジングオイルを買いました。
シュウウエムラのブラウンの容器のもの。
洗顔としても使えるようです。
しかし毎日使用すると、肌に負担がかかりそうなので
2、3日に一回のペースで使っています。
いい匂いがします。
閑話休題
工房にご来店いただいたお客様より、
「レザーソール(革底)のケア」についてご質問をいただきました。
今回のブログにてご紹介いたします。
レザーソールケアのタイミング、目安は?
レザーソールをケアするタイミングって、分かりにくいですよね。
タイミングとしては、
ソールの表面が乾燥し、白く見えている時が目安です。
レザーソールも靴本体の革と同じく、
乾燥することで硬くなります。
柔軟性が低くなると、削れやすくなります。
レザーソールケアに使用するアイテムは主に3つ。
レザーソールのケアには、
3つのアイテムを使いお手入れを行います。
スモールサイズ:60ml 価格:¥660(税込)
レギュラーサイズ:300ml 価格:¥2200(税込)
ラージサイズ:500ml 価格:¥3300(税込)
軟水をベースにして作られた水性の汚れ落とし。
色落ちやシミのリスクが少なく、簡単に汚れ落としができます。
価格:¥1650(税込)
容量:135ml
カラー:ニュートラル(無色)
レザーソール(革底)専用の栄養クリーム。
通気性を損なうことなく保湿ができます。
価格:¥7700(税込)
長さ:約8㎝
天然水牛のシューホーンで有名な
アビィホーン社で作った特注品。
表面がなめらかでソールに傷をつけにくいです。
レザーソールケアの手順
以下のステップ順にご紹介いたします。
①ステインリムーバーで汚れを落とす
②ソールモイスチャライザーを塗り広げる
③レザースティックを押し当て、繊維を引き締める
レザーソールケアの第1ステップ:汚れ落とし
ステインリムーバーを使って
レザーソール表面についた汚れを落とします。
汚れ落としに特化した布、リムーバークロスを使用すると
汚れが落としやすいです。
汚れを落とすことで、ソールモイスチャライザーが浸透しやすく、
ムラなく塗りやすくなります。
汚れを落としたあと、乾かします。
靴を段差に立てかけるように置くと、
靴本体の革を汚すことなく乾かすことができます。
乾かないうちに次の工程に進むと、ムラができる恐れや
効力を発揮できなくなる場合があるのでご注意ください。
レザーソールケアの第2ステップ:栄養入れ
ソールモイスチャライザーをペネトレィトブラシを使って
靴底全体に塗り広げます。
ペネトレィトブラシとは、クリームなどを塗るための専用ブラシです。
量の目安はマスカット1粒分くらいから。
足りない場合は少しずつ足して塗り広げ、最小限の量になるようにします。
塗りすぎた場合は柔らかい布などで軽く、優しく拭き取りましょう。
レザーソールケアの第3ステップ:革の繊維を引き締める
レザースティックを押し当てて優しく擦り、成分を押し込みます。
この作業を行うことで、革の繊維を引き締めることが可能です。
強く圧力を加える必要はございません。
上の画像のように
ポリッシングコットンなどの柔らかい布を巻くことで
ソールにもレザースティックにも傷がつきにくくなります。
この作業を行うと耐久性が上がり、
レザーソールがすり減りにくくなります。
また、ソールモイスチャライザーは
ソールの表面にオイル系の成分が残りにくいです。
そのため革の通気性を損なうことなく、
滑りにくい状態で仕上がります。
綺麗にレザーソールをケアできました。
摩耗の激しい靴底、
メンテナンスとしてケアを行えばソールの寿命を延ばすことができます。
そしてまた、よい履き心地をキープすることができます。
ぜひ、お試しください。