1足30秒でできる、革靴のカビ対策
こんにちは。二子玉川工房の寺田です。
「国民的スター歌手も、革靴に生えるカビに悩まされている」
先日、福山雅治さんのラジオで革靴に関する話を聞くことができました。
(全国のJFN系列局『福山雅治 福のラジオ』7月3日(土)放送分)
福山さんは、90年代に履いていたブーツを、今もシューズクローゼットに保管されているそうです。
その靴にカビが生えてしまったとのこと。
多湿な日本で生活する以上、革靴に生えるカビには誰しも悩まされているのだなと、改めて感じたエピソードでした。
福山さんにも届けと願って。
今週と来週の2回に分けて、手軽にできるカビ対策をお伝えします。
一番手軽なカビ対策に必要なもの
ご自宅に、靴に使える汚れ落とし用ブラシはありますか?
馬毛のブラシがあればベストです。(ブラシの見分け方はコチラ)
もしなければ、汚れてもよい柔らかい布をご用意ください。
※使い古したハンカチ、Tシャツの切れ端など。
タオルは、靴の縫い目に毛羽立ちが引っかかる可能性があります。
ホコリ落としはカビ対策にもなる
ホコリが溜まった靴は、カビが発生しやすい状態です。
靴に付着した汚れは、カビの栄養源となるからです。
ですので、ホコリを定期的に払ってあげるだけでもカビ対策になります。
ブラシをかける向きは気にしなくて大丈夫です。
腕の肘から先全体を大きく動かしてブラッシングすると、効率よくホコリを払うことができます。
布で代用する場合は、畳んだ状態でホコリを拭き取ります。
ホコリが溜まりやすい部分
靴本体と底材(ソール)の間は、ホコリが溜まりやすいです。
ブラシの毛を押し付けて、ホコリを掻き出してください。
このような細かい部分に毛が入り込めることが、ホコリ落としにブラシをお勧めする理由です。
綺麗にホコリが落とせました。
両足の作業でかかった時間は、約30秒です。
履いていない靴も、たまにはブラッシングを
「保管している革靴は大丈夫」
この油断が、カビの発生につながってしまうことがあります。
保管している革靴であっても、月1回くらいのペースで状態を確認し、ホコリを落としておけば安心です。
いかがでしょうか?
「1足30秒ならできそうだ!」と思っていただければ幸いです。
革靴のホコリ落としは、メンテナンスの基本でもあります。
日々、継続して、愛用の革靴と末長くお付き合いください。
次回はカビ専用クリーナーを使った、カビの予防方法をお伝えします。