JOHN LOBB 分解→オールソール
横浜店 2020年10月01日
こんにちは。横浜工房なかじまです。
おにぎりが大好きだと気づいた2020夏です。
やっぱり小さくて持ち運びも便利、なおかつ腹にも溜まる。
これはおにぎりを除いてないでしょう。
中の具を考えるのも楽しいです。
さて今日は
いきなりステーキならぬ、いきなりソールなしです。
なかなか見ることができない状態だと思います。
通常はこの上にアウトソール(地面に接地する部分)が付いているのですが、
それを取った状態です。
こちらが先ほどの写真の1歩手前です。
前部分の真ん中あたりに穴が開いているのが分かると思います。
これがオールソールをするタイミングの目安になります。
ソールをすべて張り替える事を一般的に
『オールソール』
と言いますが、その通りすべてを張り替えます!
こういったカカトの内側の破れも一緒に直しますよ!
このままにしておくとカカトの型崩れの原因になります。
そして40日後…
1枚目の写真からは想像できない仕上がりではないでしょうか?
古いソールを取り除いて新しいソールを貼りこんで縫い直しをかけました。
綺麗に仕上がっています。
土踏まずの部分を黒くして前部分は革本来の色に近い状態で仕上げることを
『半カラス』仕上げと言います。
前部分まで真っ黒で仕上げると『全カラス』です。
全カラス仕上げはよりドレッシーな仕上がりになりますが、
個人的には半カラス仕上げで見える、飾りゴテ(前部分の端に走るデザイン)が綺麗で好きです。
カカトの内側も上から革を当てて縫い直ししました。
今回のお修理は
◎オールソール:素材 オークダニ ¥25.000+tax
カカト素材はレンデンバッハ
◎ヒドゥンチャネル仕上げ 上記価格に+¥2.900+tax
※縫い目を見せない仕上げ方法
◎カウンターライニング(カカトの内側の修理)片足 ¥2.100+tax
両足 ¥4.200+tax
◎納期は40日