靴を作る 第十七話
みなさまこんにちは。銀座工房の七海です。
「靴を作る」前回は、こちらをご覧ください↓
木型を抜く工程の画像が撮れませんでしたが
今回使用した、木製木型は真ん中で折れるタイプの木型ではないので、
(真ん中で折れるタイプが多いと思います。)
パーツを外しつつ抜いていきます。
マイナスドライバーで甲部分のパーツを外し(画像のように取り外せます。)
画像の道具(木型抜き棒(ラストフック))の先をしっかり木型の穴に差し込み、
T字部分を両足で踏んで踵から抜きます。
木型を抜いた後、
靴の中に異物や釘など出ていないかチェック
釘など飛び出ていると怪我をしてしまいます。必ずチェックします。
インソール(中敷)を作製します。
型紙を作り革を切り出します。
縁は段差が出ないよう漉きを入れます。
私は、外重心でどうしても小趾側に足がながれてしまい
それにより小趾側に圧迫感がでてしまうため
踵部分に革でパットを作り
インソールの下に忍ばせます。
外側を上げ重心を内側へ誘導。
私と同じように、外重心で
小趾側に足がながれてしまい小趾側に圧迫感がでている。
同様の理由で、踝が当たっていしまう。
という方におすすめのアイテムがございます。
CLUB VINTAGE COMFORT ストレートステップ ¥1,320(税込)
色は、ベージュとクロ
踵の外側を上げることで
重心位置を変え小趾の当たりを緩和させます。
簡単に踵部分に装着できます。
小趾側はバツバツに張り圧迫感がありきつい、
しかし母趾側を見るとスペースがあるという場合
当たって痛いので小趾側を伸ばす
小趾側にスペースができて更に小趾側に足がながれるという悪循環
伸ばしても伸ばしても痛い
という方一度伸ばさずに
こちらのパッド
ストレートステップを入れてみてください。
小趾の当たりが改善してくれるケースもございます。
改善しない方もいらっしゃいますし、違和感を感じられる方もいらっしゃいますので、
サンプルのお試しをおすすめします。
工房にて、お試しいただけますお気軽にお声がけくださいませ。
次回、最終話
磨きをかけて仕上げていきます。